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切削器具の滅菌 |
患者さんに使用している器具はすべてディスポーザブル(使い捨て)または完全滅菌しております。 |
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使い捨てのできるものはなるべくディスポーザブルを使用しておりますが、そうでないものは患者さんごとに完全滅菌(オートクレーブ、ケミクレーブ、ガス滅菌等)しております。 患者さんにとっては、当たり前のことである治療器具の完全滅菌ですが、実はタービン(歯を削る機械でキーンというやつです)を患者さんごとに滅菌している歯科医院は多くはないのです。 当院は歯科外来診療環境体制の施設基準を厚生労働省から受けていますが、この基準の条件の1つに「口の中で使用する機器は患者ごとに交換し、専用の滅菌処理を行い、感染対策に努める」とあります。他にも条件はありますが、この条件をクリアするのがなかなか大変なので、この条件をクリアしている歯科医院は施設基準を受けていると思われます。 鳥取県の歯科外来診療環境体制の施設基準の医療機関数は277機関中で26機関しかありません。(2012年9月1日時点) 鳥取県では約1割の医療機関でしかありません。(新聞報道によると全国では3割ぐらいだそうです) |
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ほとんどの歯科医院では、使った後は、アルコール綿で清拭して次の患者さんに使っています。 患者さんごとにタービンを滅菌するにはタービンの本数をそろえることと(できれば)専用の滅菌機械が必要です。 患者さんごとにとりかえるので数もそろえなければなりません。1本でも高価な機器ですので数をそろえるのはとても大変です。 |
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歯を削るとき、切削粉のみならず血液もタービンには付着します。またエアーを使うためそれらをタービンの中に吸い込むこともあります。(エアータービンは、空気や水の噴出を止めるとこれらが逆流し、その際口腔内の唾液や血液あるいは削りかすを吸い込むことが指摘されています) ですからタービンなどの切削器具は絶対に患者さんごとに交換する必要があります。 当院では滅菌の機械を最先端のものを使用しております。 一度に滅菌と注油が同時に6本できる滅菌機を導入しました。(この機械は国産では開発されてなく、感染予防先進国のドイツで生産されてます。) |
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歯を削るとき、切削粉のみならず血液もタービンには付着します。またエアーを使うためそれらをタービンの中に吸い込むこともあります。(エアータービンは、空気や水の噴出を止めるとこれらが逆流し、その際口腔内の唾液や血液あるいは削りかすを吸い込むことが指摘されています) ですからタービンなどの切削器具は絶対に患者さんごとに交換する必要があります。 当院では滅菌の機械を最先端のものを使用しております。 一度に滅菌と注油が同時に6本できる滅菌機を導入しました。(この機械は国産では開発されてなく、感染予防先進国のドイツで生産されてます。) |
滅菌機器 |
当院の滅菌機械室です |
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当院の滅菌体制をご紹介します |
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1、オートクレーブ滅菌機 普通の高圧蒸気滅菌機。ミラー、ピンセット等はこれで滅菌します |
2、ケミクレーブ滅菌機 高圧アルコール蒸気滅菌機。専用アルコールを使うので、錆びや劣化が起きにくい |
3、タービン専用の滅菌機 1 一度に滅菌と注油が同時に6本できる優れもの(ドイツ製) カセットが自動で上下します 患者さん毎に交換するため、たくさんのタービンを用意してます |
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4、タービン専用の滅菌機 2 左:滅菌専用ながら一度に10本ぐらい滅菌ができる |
タービン専用の注油機 2 右:注油は4本同時に可能 |
5、ガス滅菌機 当院では、ガス滅菌機を導入しております。 熱に弱いもの、刃が鈍くなるもの、プラスチックやゴム、衣類などいろいろなものを滅菌できます.。 |
精製水生成機 滅菌には精製水が必要なのですが 、 院内で精製水を生成しております。常に新鮮な水を使います。 (水道水を精製水に変換加工します) |
計5台の滅菌機を有し、他の歯科医院に比べ、すでにかなり充実していると思っております。 |
ガス滅菌について |
加熱による滅菌機では全ての機材の滅菌は不可能でした。 熱を加えることのできないものはステリハイドなどの次亜塩素酸ナトリウムなどの薬液滅菌に頼っておりました。 薬液では器具機材に制約があるのと何といっても完全滅菌ではありませんでした。 そこでガス滅菌機を導入することとしました。 |
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ガスなので熱を発生しませんのでプラスチック、ゴム、布、さびや切れ味を気にする刃物類、小器具、など滅菌することの苦手なもの、高温が苦手なものなどに威力を発揮します。 これでほとんどすべての機材が滅菌できるようになりました。 ディスポーザブルにできるものはディスポにして、それ以外は完全滅菌したいと思っております。 |
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滅菌は目に見えませんので、患者さんにはわかりにくいかもしれませんが、とても大事なことです。医療機関では1番大事なことだと思います。 |
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これからも患者さんのためにできることを一生懸命行っていきたいと思います。 |
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患者さんに感染の機会を与えないため、毎日フル回転しております。 安心、安全な歯科医院を目指しております。 ご安心ください。 |
歯科外来診療環境体制の施設基準 |
広田歯科医院は厚生労働大臣の定めた施設基準に適合いたしました。 これは外来診療において事故や感染など緊急時の対応を施設として整えており、医療安全対策の 研修を修了した場合に認可を受けます。 基準としては @偶発症に対する緊急時の対応ができること A医療事故に対する対応が円滑にできること B感染症対策が十分であること C医療安全対策に係る研修を修了していること などがあげられます。 具体的には |
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@AED Aパルスオキシメーター(血中酸素濃度を自動で測るもの) B酸素吸入設備 C血圧計 D救急蘇生セット E歯科用吸引装置(口腔外) 以上の機器を準備していることが必要です。 |
AED 歯科用吸引装置(口腔外) |
また @他の医療機関との連携(近隣内科医との連携) A口の中で使用する機器は患者ごとに交換し、専用の滅菌処理を行い、感染対策に努める B感染症患者に対し、ユニットの確保などの体制をとっている C歯科用吸引装置などにより、歯科ユニットごとに切削時に飛散する細かな物質を吸引し、環境の保全に努めること D感染予防や緊急時の対応などの研修を受け、それらに対し熟知していることなどであります。 このように各種機器の整備や他の医療機関との連携、感染予防や緊急時の対応の研修など全て条件をクリアした上で診療に臨んであります。 患者さんの大事な体を最大限守るべく常に努力してまいりたいと思っております。安心安全な診療を目指しております。 安心して治療を受けてください。 |