
検診は2〜3回に分けて行っているのですが、この日は1年生などの低学年でした。 小学校にあがって初めての歯科検診なので、多くの1年生はなんだか緊張しているように思えました。 まじめに大きく口をあけてくれて、一生懸命さがとてもよくわかりました。 最近の特徴ですが、叢生(乱ぐい歯)の子が多いようです。 顎が小さくて、また大きな前歯なのでどうしてもきれいに並びません。 何とかしてあげたいと思います。 この時期なら簡単に治せることも、時期が過ぎれば他の方法になってしまい、治療方法も難しくなってしまいます。 ただ、矯正治療は保険治療ではないので、保護者の方が心配されるといけないので、安易に勧めることもできません。 「歯列・咬合」という検診の欄があるのですが、0、1、2 と判定があります。 日本学校歯科医会というのがありまして、不正咬合の基準を明確に決めております。基準以上のものが 2 となります。 かなりの不正にならないと治療勧告にはなりません。小さな歯列不正はそのままになってしまう可能性があります。小さな不正なら簡単なものも時間がたって、他の永久歯が生えてくると難しくなってしまいます。 小さな子どもたちの歯並びの事でつい、思いが強くなり長い文章になってしまいました。 日頃よりしっかりとよく噛んで、顎を作ってください。
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